4.5
出演者 4.5
ストーリー 4.0
演技 4.5
映像 4.5
dele
地味だけど。好きだったんですよねー、このドラマ。
まあ、役者は間違いない。山田孝之。菅田将暉。麻生久美子。みんな大好き。
山田孝之って役柄に入り込む役者だよね。今回は意外な設定で車椅子、頭はいいけど人に心を開かない冷たい人ってキャラクターだった。
車椅子、難しかったと思いますよ。普段使わないところの筋肉を相当つけなきゃなかっただろう。
しかも車椅子の格闘シーンもあったしね。鍛えたんだろうな。
菅田将暉は、優しい男の子ってだけかと思いきや、過去に色々あり……
この過去の事件を解決してワンクールが終わり。
頼りないのか、意思が強いのか、山田孝之の洞察力をもってしても、捉えどころのない男の子の役柄でしたね。
そして山田孝之もまた、心を開かない人なりに馴染んで行く。
麻生久美子は当代随一の(とわたしが思う)カメレオン女優。
それほどは本筋に関わらずちらちら出るだけだが、いい立ち位置でした。
この3人を使ったわりには地味なドラマだったかもしれない。
でも内容は良かった。作り手の「作る」という意欲を感じた。オフィスがある地下室の空気感、光の加減が相当吟味されている。
ソファの色やがらんとした感じも。んー、考えてるなー、とわかったふりで唸ってみる。
第6話の女の子が死んでいるシーンなんか、あんまりきれいだったものだから、そこにいた警察官が何か重要な関係者か、と勘違いしてしまった。
ミスリードするほどきれいな映像。映像班のお手柄。
深夜ドラマだから視聴率もあんまり行かないんだけれども。わたしはもう少し多くの人に見て欲しかったよ。
今後この役者たちの関わりにも期待。いくらでも共演機会があるでしょう。3人(ゲストで出た柴咲コウも含めて4人)息の長い活躍をお祈りします。