5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 5.0
篤姫
実は大河ドラマって史実がどうとか文句多いし、何人も人が死んでいくし、(歴史ドラマだから当たり前。)
幕末ものは好きやけど結局最初の数回だけ見てやめちゃう大河ドラマ。篤姫はテレビを持ってない一人暮らしの時期に、NHKオンデマンドで一気見。
大河ドラマ一気見なんて、はじめての経験!
まずは宮崎あおいさんの演技の何とすばらしいこと。さすがNHK大河、そうそうたる共演者の中でも、彼女のフレッシュさや、聡明さ、芯の強さにくぎ付け。
篤姫の晩年、あんな小柄な女性が大奥で誰よりどっしり構える姿を演じられるとは涙もの。彼女の演技なくしてはこの壮大なストーリーは完結しなかったなっていう。
脇を固める役者さんの中でも特に素晴らしい瑛太さん。彼女を実は慕いながらも別々の道をいくしかならず、陰ながら応援する姿のなんと切ないこと。
2人最後のシーンはそれはそれはすばらしいものだった。
役者さんはこんな感じですばらしく、ストーリーとしては、歴史そんなに詳しくない私でも明解に楽しめる。薩摩時代、修業時代、大奥時代、、、それぞれ周りのキャラクターのキャラ立ちがすごいね。篤姫が、いかにして篤姫になっていったのかというバックグラウンドをすごく説得力あるものにしているし、それでいて演技で宮崎あおいさんを決して食わない。
幼いころから大切な人との別れを何度も何度も経験しながら成長していく篤姫、女性の立場だからなし得たことがとても多く、自分の役割をどのように果たしていくか、いろんな状況の中でどう立ち回っていくのかっていうところにとても学ぶことができるドラマだったと思う。