大きな事件を扱うリーガルドラマを否定はしないけど、こう言う身近な事件を扱うリーガルドラマをもっと作っても良いのになと今作を見て感じた。
石子と羽男 のバディが、最強で最高だった👏
有村架純 と 中村倫也 のお二方にとって、新たな代表作になったな👏
ものすごく地味だけど地道で確実な方法で相手を取りに行く、マチベンらしさとマチベンの意地とプライドを見せてくれるようなすばらしい終わり方だったと思います。羽根岡が石子によって変われたように、羽根岡(とお父さん)によって石子が一歩前に進めたのもとってもよかった。
演者ひとりひとりのいいところが引き出せていたし、ほどよい余白のある作りが好きでした。本当におもしろかったです!
今までも十分うさんくさかったですが、ここに来て御子神のうさんくささがフルスロットルで加速しました(笑)。しかも前回に引き続き潮側の人間が不穏な空気で終わるという…後を引かせるのが本当にうまいです。
リーガルドラマとして難しすぎず、でも法律をしっかり絡めながらヒューマンドラマとしての質も高い。制約が少ないらしい金曜ドラマならではの作品として最終回を迎えそうな予感です。
ひとつの取っ掛かりからドラマを広げて繋げていくうまさに、今回も思わずうなってしましました。ひとつの親子問題が前進したと思ったら、今度は別の親子問題が。さらに大庭くんが大ごとに巻き込まれてしまいそう…。早く解決まで見たいような、もっと続いていてほしいような。
やはり最後の大ボスは田中哲司さんになるんでしょうね。どんな人物なのか怖くもあり、その怖さを見たくもあり…。毎週楽しいです。
田中哲司さんが再登場しました。それも坪倉さんというこれまた怪しい人物を引き連れて…(笑)。やはり大庭くんがあまりよくないことに巻き込まれていく感じなんでしょうか。みんないい人だから最後にはうまくまとまってほしいです。
今回のテーマもかなり最近話題になってたものでしたね。周りに頼ってもいい大人がいるんだということ、現実の子供たちにも伝わるといいんですが。
先週なんの説明もなく急に現れてドラマファンをファンのどん底に叩き込んだ田中哲司さん、今週はいませんでした…(笑)。告白を受け入れてもらえた大庭くん、新たな職場でまたズタボロにされなきゃいいのですが…。
それにしてもゲストのキャスティングもすごくいいですね。佐藤仁美さんが出てきてまず「これはすんなりいかなさそう」って思えますもんね。
ご近所トラブルからのすれ違い解消という流れ、お見事でした。いい意味での裏切りでしたね。弁護士のお仕事は基本1話完結でいて、人間関係は連ドラらしく全体を通しての流れがあるという見やすさ、とても好きです。
石子ちゃんの体調が気になるところですが、大庭くんの内定先にやたらとラフなかっこうの田中哲司さんが現れたほうが怖かったです(笑)。何者なんでしょうね。
レギュラーのおいでやす小田さんに続いて今回はシソンヌのじろうさんがゲストに。普段からコントでいろいろな役柄を演じているだけあって、こういう怪しいような怪しくないような役どころにぴったりでした。
ぴったりといえばお姉さん役のMEGUMIさんもいいですね。気も言葉も強いけど芯も強く、ちゃんとした倫理観を持っているのが伝わります。前回も書きましたがこのキャラクター設定とキャスティングのバランスがとても好きです。
おいでやす小田さんのお蕎麦屋さんがかなり感じのいいお店でびっくり(笑)。そして冷たいお蕎麦に間違えて「フー」するシーンが自然すぎてお気に入りです。わたしもたまにやるのでわかります(笑)。
羽男の中村倫也さん、今作の演技がとても好きです。やわらかすぎず固すぎず病みすぎない、彼だから出せる絶妙なバランスだと思います。全員嫌われないラインでキャラクターを作っているのが、見ていて嫌な気分にならなくていいですね。
おいでやす小田さんがすっかり俳優として作品に馴染んでいてついカムカムエヴリバディを思い出してしまうのですが、よく考えたらさだまさしさんもカムカムキャストなんですよね。このおふたり、アドリブでもおもしろそうなので今後の絡みに期待してしまいます。
ストーリーは中学受験、シンママ、ゲーム課金に親ガチャと現代っ子らしさ満載。1話完結で見やすく、最後にはスッキリしてくれるところがいいですね。
わたしとしてはちょっと久しぶりになった有村架純さんと中村倫也さん。中村さんのキャラが彼にぴったりだと思いました。鼻持ちならないようでいて、実はなにかをひた隠しにしている。難しそうな人物ですがきっと最後まで演じきってくれるでしょうね。
それぞれの人物像も説明っぽいセリフを使いすぎず、ちゃんと伝わってくるのも安心感があります。この枠は人間ドラマが得意なイメージなので、最後まで楽しめそうです。