さあ源平合戦のクライマックス、壇ノ浦はどう描くのなかと思っていたけど、これはかなりよかったのでは。
波打ち際は岩場にずらりと上がった遺体があるだけでも、これが凄惨な最後の戦いだってことがよくわかる。
しかし見れば見るほどキャスティングの妙が光るねぇ。宗盛の小泉孝太郎、景時の中村獅童がとても好き…。
ラストの描かれ方がほほえましくも、この先の悲しさを増幅させそう。
壮絶で悲しい平家の滅亡でした。源氏側の物語ではありますが、今回に関しては平家側の悲しみもしっかり描かれていたように感じます。
印象的だったのは義経の一連の言葉でしょうか。人の情がないように見えて、こと戦においては正論に近いですからね。つくづく戦のために生まれたような人なんだなと感じるセリフでした。彼にもまた悲しい展開が待ち受けていますが…。