第10週の週タイトルは「響き合う夢」
えぇ…えぇ…響いてましたよ…!
音の怒号がね!!
いや、良い子の皆さんは出産の時に
あんな「あ゛ぁ゛〜〜〜!!」って絶叫したら
看護師さんから叱られますからね?
さて。ここで言いたいことが…。
え〜わたくし、決して史実に忠実に
ドラマを作って欲しい派ではありません。
例えば、大河ドラマでいいますと
主人公が誰になるかで、脇を固める武将が
あの作品ではいい人だったのに、この作品では
悪役っぽいな〜というのも、全く気になりません。
と、言いますのも戦国時代の文献は
色々残ってるかもしれませんが
その武将を見て育った人が、今存命ではなく
「きっとこうだろう」で作られているいわば
ほぼフィクションとして見られるからです。
で、それを前置きとして。
わたくし、今回の朝ドラの脚色がどうにも許せない。
モデルとされてる方の御子孫は存命で、このドラマを
見ることが出来るからです。
それは、主役の方々に限った話ではありません。
例えばユーイチが作曲した「船頭可愛や」。
朝ドラでは全く売れず、オペラ歌手が目をつけ歌いたいと言い
赤レーベルから青レーベルで出したところ大ヒット。
引きずられるように赤レーベルのほうも売れた…としていました。
ところが史実は、赤レーベルで出したほうがまずヒットし
それを後進でオペラ歌手がレコードを出してそちらもヒットした…と
あります。つまり、ユーイチはオペラ歌手から見出されなくても
ヒット曲を出していた、と言うことになるのです。
別に順番なんか逆でも良くね?結論は同じなんだし!
…きっとそう思ってこう作り変えられたんでしょうね…
そうなると、元々この「船頭可愛や」を歌ってた
下駄屋のお嬢さんの功績は、まるでないものになってしまう。
権威なる人から目をかけられないと、これまでの努力も
ないもの同様にされてしまう…
わたくし、主人公だけが勝ち進むのではなく
こういう立役者と言いますか、脇にいる人がぞんざいに
扱われてしまうのが、本当に残念でなりません。
そしてもうひとり…この描写で本当にいいの?と
思われる人物が…そう、山田耕筰氏のモデルとして
登場している小山田先生です。
実際の山田耕筰氏は、後輩を育てることにも力を
注いでらっしゃったそうなのに、この作品では
ユーイチの才能に嫉妬し、わざと大衆音楽である
赤レーベルに抱えさせ、才能を潰そうとした人物として
描かれています…初めになぜ西洋音楽の青レーベルじゃ
ないんだろ?と疑問には思いましたが
これは小山田先生なりのエールで、ユーイチにもっと
大衆を魅了する音楽も書かなきゃダメだよ…ということなのかな?
と、なんとか好意的に解釈しておりました。
でも、それをオペラ歌手に「若い才能に嫉妬した目」と
言わせてしまったことで、ただの嫉妬深い人となってしまったわけで…
これだって、ユーイチに困難を与えるための歪曲だとしたら
ずいぶんな描かれ方だなぁ…と思います。
しかも演じてらっしゃるのは、志村けんさん…志村さんにとって
これが遺作となるのに…いいのこれで?ちゃんと救いはあるよね?
…ふぅ。ちょっとは冗談めいたことも言いたかったのですが
今週のまとめは、真面目に書いてしまいました。
個人的には、千鶴子さんのようなキャラクターが大好きなので
彼女のヴィオレッタが、一瞬でも観られたら良かったのになぁ…と
とても残念に思っております。
音が退学したことで、記念公演も何の映像もなかったですしね。
さて来週の週タイトルは「家族のうた」
福島の家族がでてk…
え…ふくしま…え…
生きてたんかーーーーーーーーいッヽ(・ω・)/ズコー!!
ハハハ。来週も楽しみですね…(遠くの空を仰ぎながら)
(千鶴子さん…カムバァァアァックゥウウウゥウーーーーー!!!)