「ひよっこ」あたりから朝ドラでは、
NHK東京放送局(AK)と大阪放送局(BK)で役割分担が始まったのだと思う。
AKは視聴者層を広げるために分かりやすいドラマに。
BKは深く掘り下げるような行間を読ませるドラマに。
それはすごく真っ当な考えだと私は支持をしています。
ただし面白ければ。
で、エール。
初回、「音楽は生きることに欠かせない」と
テロップがドーーン。
音楽の大切さを文字で説明するの?
と感じますが、分かりやすいことは分かりやすい。
第3話では、
「新しい風が吹いた気がしました」
「自分へのエールでした」とナレが語る語る。
子役くんの顔で充...
「ひよっこ」あたりから朝ドラでは、
NHK東京放送局(AK)と大阪放送局(BK)で役割分担が始まったのだと思う。
AKは視聴者層を広げるために分かりやすいドラマに。
BKは深く掘り下げるような行間を読ませるドラマに。
それはすごく真っ当な考えだと私は支持をしています。
ただし面白ければ。
で、エール。
初回、「音楽は生きることに欠かせない」と
テロップがドーーン。
音楽の大切さを文字で説明するの?
と感じますが、分かりやすいことは分かりやすい。
第3話では、
「新しい風が吹いた気がしました」
「自分へのエールでした」とナレが語る語る。
子役くんの顔で充分伝わるんだけどやっぱり言葉を重ねる。
第4話では「1人だけ違う服」を来た「二階堂ふみ激似」の少女が
「聖歌隊のど真ん中」で歌っていて、「運命の出会いでした」と説明される。
なんやねん、このロイヤルストレートフラッシュな描写はw
忙しい朝に適当に見ていてもストーリーが分かる。
昨日のストーリーを覚えてなくても何となくついていける。
そういう意味では成功しています。
ただ、分かりやすくするということは答えが1つしかないということ。
それって諸刃の刃で、
余白がないから後々のストーリー展開で縛りになっちゃう。
変えようがないから取って付けたような話になったり、
ご都合主義になりがちなんですよね。
そのことが、行間を読ませるドラマ好きにはさらにストレスになっちゃう。
どこまで辻褄を合わせてくれるかにかかってる、と
期待と不安半分ずつで見守りたいと思います。