主人公御子柴(要潤)は未成年の時に幼い女の子を殺し、バラバラにし、遺族の元に死体を届ける事件をおこし世間から死体配達人と呼ばれていた。少年院で一時過ごしたものの少年法に守られ罪には問われなかった。
少年院で出会った指導教官や同部屋の少年の影響もあり、多くの人を救いたいと弁護士になった。
数々の事件を担当したある日、昔自分が殺めてしまった少女の家族の弁護を受け持った。その法廷で自分が死体配達人であることを打ち明け、被告人を無罪に導いた。
私は御子柴は本当に死体配達人なのか?というミステリードラマだと思って見始めたが、違った。
自分を世間の冷たい目に晒し、償えない罪を必死...
主人公御子柴(要潤)は未成年の時に幼い女の子を殺し、バラバラにし、遺族の元に死体を届ける事件をおこし世間から死体配達人と呼ばれていた。少年院で一時過ごしたものの少年法に守られ罪には問われなかった。
少年院で出会った指導教官や同部屋の少年の影響もあり、多くの人を救いたいと弁護士になった。
数々の事件を担当したある日、昔自分が殺めてしまった少女の家族の弁護を受け持った。その法廷で自分が死体配達人であることを打ち明け、被告人を無罪に導いた。
私は御子柴は本当に死体配達人なのか?というミステリードラマだと思って見始めたが、違った。
自分を世間の冷たい目に晒し、償えない罪を必死に償おうとする姿はそばに居る事務員洋子(ベッキー)にも痛々しく写り少しでも力になりたいとに同情も誘う。
一方、検事の岬にもかつて弁護士だった父がいる。父もまた悪事を起こしたが罪を受けておらず、そんな父を許せずにいた。
ミステリードラマだと思って見始めたが1話で早々に打ち明け、はぁ!?となった。
全く新しいタイプのドラマだと思った。
御子柴の反省を自分の母親の法廷で述べ全ての犯罪の原因は自分にあり、自分を断罪してほしいと願う。
罪を償いたいが、世間が許してくれる罪の償い方が無い。とにかく罪を償わない奴が嫌いな岬検事もさいごは御子柴を受け入れた。
御子柴と御子柴の家族、被害者家族と全てについてまわる世間の目はいつまでもきえることはない。
人の噂や評判だけでその人を見ず自分の目で見た相手を信じていくこともまた大切なんだと思った。