本作は従来のFBIドラマと一線を画す作りになっている。まるで従来の残酷表現へのアンチテーゼのよう。メインは収監されたシリアルキラーとの対話。この「マインドハンター」は今日一般的となっている捜査手法「プロファイング」を確立するために奔走する、FBI捜査官とシリアルキラー達との対話がストーリーの中心になっている。
主人公がFBI捜査官としてシリアルキラー達の思考を分析すべく、収監された犯人たちと対話を重ねていくのだが、物語が進むにつれ主人公のホールデンの様子が少しずつ変化していく。スクリーンを通じてホールデンの心理状況の変化が如実に伝わり、視聴者である我々にも、その心理が伝染していくよ...