4話は問答無用で楽しいです。
4話から見始めたよ、という人も、インザスカイの世界に入って来られるのではないかと思います。
「おっさんずラブ」だからできてしまうんだろう、おっさん達の卓球大会。思い切り笑えます。かと言って笑いばっかりでもなく、後半にはじりじりとした切なさもたっぷりと。主題歌の「願い」が、毎回ここぞ！というところで流れて、物語を盛り上げてくれるのですが、「願い」のピアノバージョンが、登場人物の想いに寄り添うように流れるところが、個人的には素敵だな、と思う4話です。
はじめましてインザスカイの1話。春田創一と黒澤武蔵の2話。CA春田とキャプテン黒澤の関係がまずはきちんと描かれたところで、ここから他のキャラクターが、一気に生き生きと動き始めます。その転機となるのがこの3話ではないかな、と思います。
春田と黒澤キャプテン以外のキャラクターについて、過去のことが語られたり、抱えているものが明らかになったりします。視聴者としても、春田と黒澤以外の登場人物に一気に感情移入がしやすくなります。
春田としての大きな葛藤が生まれる3話は、映像に関しても凝っているなというところが多く、観ていても引き込まれます。
恋の乱気流が大きくなる3話。映像にぴったりなサブタ...
おっさんずラブと言えば、黒澤武蔵。黒澤武蔵と言えばおっさんずラブ。
このドラマの魅力は、春田創一を愛する黒澤武蔵という存在に直結しているところが大きいのでは、と思っているのですが、2話は、そんな黒澤武蔵の魅力が満載です。
みんなから頼られるグレートキャプテンの黒澤武蔵は、新人CAの春田創一に心揺さぶられる日々。でも仕事をするときには、私情は挟みません。春田創一だけでなく、一緒に働くチーム全員のことを想って動き、助言し、励ます、頼れるキャプテンなのです。
2話ではコーパイの成瀬竜がパワハラ疑惑でパイロットの資格を失うかもしれない、という事件が起こります。そのために動く主人公の春田創一...
とてもわかりやすく、すっと物語に入れたという印象の１話です。
このドラマの舞台はどこなのか。どこで話が展開されていくのか。場面がはっきりしています。どういう登場人物たちがでてくるのか。一人ひとり自己紹介しているわけではないけれど、全員の人物像がバランスよくわかる展開も良いです。
もちろん謎も出てきます。そうきたか、という展開もあって、タイトルの「おっさんずラブ」の「ラブ」の部分の見せ方も面白い。これからどうなっていくの？というのを期待させる１話です。
コメディパートに使われる映像の見せ方も、このドラマだからこそできるもので、観ていてとても楽しいです。
ドラマを盛り上げる劇伴も、空...
私が思う、おっさんずラブ in the skyの魅力は、本当はすごく大切で、みんながそれを良いなって思ってて、願っているようなことを、ドラマの世界の中で見せてくれるところです。
おっさんずラブの世界は、現実とはまだ少し違うのかもしれない。でも「現実ってこうじゃないよね」って言いたいのじゃなくて、「こういう世界、なんか良いよね」って言い合いたい世界を描いてる。あんなふうに、人目なんて気にせずに人を想ってみたいな。あんなふうに、自分の気持ちに素直に誰かに恋してみたいな。そういう世界。
途中にオーバーな言動だったり、突拍子もない出来事があったりと、ぱっと見、真剣さからちょっとずらされて...
