リアルタイムで見て激しくハマった作品。今も活躍する織田裕二が役柄の殻を破るきっかけになった名作にして三谷幸喜の出世作と言うことが多すぎる。
面白いことは言うまでもないんだけど、医療ドラマにありがちな単純に人救うの大事！とか命は大切！みたいなお題目だけの寒い話じゃなくて、現実ってあるよねって。
そういう大人の世界を感じさせてくれたドラマ。話としては織田裕二演じる司馬も石黒賢演じる石川もそれぞれの主張から対立しながらも本当は病気で苦しんでる人を
助けたいって意味では共通してて。もちろん司馬の傲慢な態度に自分本位な働き方、主張もあって互いにすれ違い続けるんだけど、最後は二人の想いが重なるところも
見れたりして。そういう希望が見えた後の二人の末路。
特に最後の最後に司馬が刺されて終わるなんて衝撃だった。これまでもそれからも人気高いテレビドラマなんてお寒いハッピーエンドばかり溢れてる中、こういう現実
みたいなのを見せてくれて、皮肉っぽく終わらせてくる刺激的な作品ってなかなかなかったよなあ。クールながらも熱い男同士の想いのぶつかり合いと葛藤が見れる、
やっぱこのドラマ最高だ。