5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 5.0
モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜
小芝風花 主演の連続ドラマってやっぱとてつもない作品になるんだといつも感じるが、今作もそうなった印象。
トクサツガガガ、妖怪シェアハウス に比べると尺が短い30分枠の主演連続ドラマだったけど、正直、この2作に負けてなかったんじゃないかと感じる。
僕の生きる道 を筆頭に、草彅剛 主演の 僕道シリーズ の3部作を脚本した、橋部敦子 さんが描く世界感は、今作にもちゃんとあったし、そこが良かった点。
リアルな家族描写を崩壊から再生まで描くのは、橋部さんの描く作風に良くあるが今作もそんな感じでした。
モコミ が植物や物の心の声が聞こえるというファンタジー要素も浮世離れしてなくむしろ、作品の世界感にあっていたし良かった。
毎回、絶妙なタイミングで流れる今作の GENERATIONS from EXILETRIBE が歌う、ドラマ主題歌の「雨のち晴れ」も名曲でした。
今作で、最大に話題になった、モコミの兄ちゃんである、俊祐を演じた、工藤阿須加 の演技も良かったな。
本音を吐きだす前の優しいお兄ちゃんから本音を吐きだした後の怖いお兄ちゃんから、心を入れ替えて本音を吐きつつも前を向くお兄ちゃんまで演じきれてた。
兎にも角にも、全10話で毎回30分枠で無駄なSPも付けず、じっくり人間描写を描いた今作は、改めて、素晴らしい傑作だったと感じます。
毎回、モコミに癒されたし、小芝風花 が益々、好きになった1作ともなりました。
良い作品を有難う👏。