「ドラマ猫」 というタグが付いてるが、実際は、「猫」というタイトルのドラマ。
最初はそのストレートなタイトルにどういうドラマなんだと想像ができなかったけど、最後の最後まで観終わった後に、なるほどなと感じた。
前半は、みねこが、重い病で亡くなってしまうのかという展開で描いたのが、まさか、後半は、光司が、交通事故で亡くなってしまい、一人、残されたみねこが、どうやって生きていくかを描くドラマになるなんて最初の頃は想像できなかったな。
特に後半は、トキ役の酒井若菜 の熱演が良かったな。
トキさんが、みねこが光司を失った喪失感で自殺しようとしたのを止めようとした後に、自身が経営するスナックで働かせ、みねこが生きる希望を見つける事に一役買ってくれたのが良かった。
全6話という短い回数の作品であったが、同じ過去の感涙連ドラ作品である、大恋愛、世界の中心で、愛を叫ぶ に匹敵するぐらい素晴らしい傑作ドラマだったと感じます。
間違いなく、みねこ役を演じた、小西桜子、光司役を演じた、前田旺志郎 の両者にとって1番の代表作になったなと思いました。
兎に角、2人がお似合いで良かっただけにできれば、最後まで2人が同じ世界で生きてほしかった。
素直にそう感じる。
ただ、悲恋であったとしても素敵な作品であったのは間違いないです。
このドラマのモチーフになってるだけに、DISH// が歌う、主題歌の 「猫」 もドラマの世界感に合っていて素晴らしい名曲だったと感じます。
毎回、EDで流れるたび、涙が止まらなかった。
兎にも角にも素晴らしい作品でした。
もしかしたら、今作が、今期の新作の連続ドラマだったら、私的1位にしてた、その女ジルバ や、私的2位にしてた、天国と地獄 を超えて、1位になってたかも。
それぐらい素晴らしい作品でした。
改めて、監督の 松本花奈 さんの作品に外れがないと感じた。