横山秀夫の最新作、原作はかなりのボリュームで、しかも、行方不明ミステリー、タウト建築の話、過去の事故の謎、美術館新築コンペのバトル、と要素もたくさん。これを前後編トータル２時間半にまとめられるのかな？と不安でしたが…

けっこううまくまとめてくれててかなりの満足感！ドラマの鍵となる建物「Ｙ邸」を、わざわざ一軒建てちゃった、ってのもすごいです。（さすがＮＨＫ…。）しかも、いい役者さんが揃ってて、特に、宮沢りえさんの抑えた演技がうまくて、印象的でした！
個人的には、もうちょっとタウト建築の話をしてほしかったなー、とか、Ｙ邸からの景色がちょっとＣＧっぽいかなー、とか、言い出すときりがないけど、全体としてはとてもいい感じの読後感でした！