ついに最終回です。まず、病院の裏切り者はやはり沼田でした。
しかも沼田は、座間さんを使用していたという最低最悪のクズ。

出会いは座間さんが役所の窓口に相談に行ったとき。
職員から、母を施設に入れて働くよう言われて口論になった座間さん。
そこで沼田から声をかけられ、月に3万と治療費とかも負担するからやってくれと。
人の弱みに付け込んで、クズすぎます。

最終的に座間さんは高齢の認知症患者が運転する暴走車から真野先生をかばって意識不明の重体に。

その後、意識が戻って真野先生に謝り、二人で話すシーンは泣けて泣けて。
座間さんの苦しみが決して他人ごとではなく、
誰にでも起こりうることだと思うので本当に見ていて刺さりましたね。

だから真野先生から座間さんへの
「ご自分の心を守ってください。
　今は生きにくい時代かもしれないけど、助けてくれる人は必ずいます。
　助けてもらいながら介護しませんか。一緒に歩いていきましょう」
という言葉もたまりませんでした。座間さん、きっと頑張れるはず！

そして最後、真野先生は病院に残り、病院も明るく健全になっていました。

最初は見るのも重かったドラマでしたが、
特にラストの２話はすべてが胸に突き刺さるシーンばかりだったなぁ。
貫地谷しほりさんの演技力も本当に凄かった。大ファンになりました。

患者にひたすらによりそう真野先生のような医師に出会える確率は低いと思う。
でも国が、社会が、環境を整えて少しでも心に余裕ができれば、モンスターも減って、
患者さんと真摯に向き合ってくれる真野先生のような医師も増えるんじゃないかな。
まずはいま、自分の周りにいる人たちとちゃんと向き合おうとも思えました。

とにかく色んなことを考えさせられた素晴らしいドラマでした。