5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 4.5
映像 4.0
ごちそうさん
出会いから戦争という激動の時代を経て、強い絆で結ばれた夫婦を描いた壮大なラブストーリー。
このドラマのテーマである「食べることは生きること」にあるように、とにかく1年間、時代設定が変わってもいつも食べることをとても丁寧に大切に扱っていたドラマでした。
とにかくドラマの中で出てくる料理が美味しそうで、放送時にはドラマの内容で夕食のメニューが決まっていたくらいです。
個人的には初々しい新婚時代の関西編が一番好きです。
キムラ緑子さんのリアルすぎる小姑役にこのドラマで一気にブレイクした高畑充希さん、謎の男(実は義父)近藤正臣さん、め以子の幼なじみの和田正人さんなど個性派揃いの俳優陣がワイワイと賑やかに繰り広げる時代がとてもキラキラ輝いていて、特に戦争時代に突入した時には「あの時代は良かったなあ」なんてしみじみ思ってました。
戦争時代はどうしても暗く重たくなりがちですが、それでも食べることを通じてたくましく生きていく元気をたくさんもらいました。
主人公・め以子をめぐって、東出昌大さん演じる悠太郎派と幼馴染みの和田正人さん演じる源ちゃん派の真っ二つに分かれた現象も面白かったです。
菅野よう子さんが担当した音楽もすごく良かったです。
劇中で高畑充希さんが歌う「焼氷あり?の唄」や「いちごの唄」はもうすでに名曲でしょう!
リアルで色々あってこのドラマの再放送は難しいのかと残念な気持ちになりますが、個人的には今でも朝ドラの中で1位2位を争うくらい大好きなドラマです。