半年間見終わって感じたのは、朝ドラ らしさを良い意味で覆した作品だなと感じました。
途中、重苦しい展開もありましたが、それも、脚本家の 水橋文美江 さんの考えがあっての事だと思いましたし、自分は、初回から何も不安を感じずに楽しめました。
確かに、現実的な展開を描く事によって、賛否はあったとは思いますが、八郎君ときみちゃんが、途中、離婚して別れる展開も、最後に、武志君が亡くなる展開も全て、計算されての事だと感じるとこのドラマのクオリティーの高さをより感じるのは間違いないです。
現実的な辛い展開の裏には、微笑ましい展開も、もちろんありました。
そこは、逆に 朝ドラ らしい王道展開も見せようとしていたのも、良い事だと感じました。
このドラマに出てくる人物が、一人も嫌いにならずに終われたのも心地よかったです。
Superfly の フレア に乗せて、泥人形が動くOPは、今まで見てきた、朝ドラ のOPの中でも1番、毎回、ワクワクしたのは間違いないです。
そして、劇伴も良かったですね。
ドラマの名シーンを引き立たせる陰の主役だなと感じましたしそこも良かったです。
途中、朝ドラ 初の本編放送時のスピンオフを取り入れたのも良かったですね。
スペシャル・サニーデイ は、普段のスカーレットと違った感じでその1週間は楽しかったです。
信作(林遣都 )と百合子(福田麻由子 )の2人の仲の良さが滲み出ていました。
そして、松下洸平 演じる八郎君が、このドラマの第2の主人公であったのは間違いないですが、きみちゃんとの出会いから、結婚、別れ、再会と色々ありましたが、彼がいなかったらこの作品をここまで深く楽しめなかったのは間違いないと思います。
本当、賞賛したいです。
そして、第3の主人公だったかもしれないですが、ドラマの終盤で、武志君を演じた、伊藤健太郎 の演技も良かったです。
きみちゃん、八郎君に次いで、自分の作品を作り上げた展開も良かったです。
生涯を陶芸作りに全力を注ぎこんだのが本当良かったです。
照子を演じた、大島優子 も良かったですね。
正直、始まる前は、どうかなと思ったのですが、今となっては、彼女以外に適役がいないと思うぐらいはまってました。
彼女が演じた、役柄の中でも1番好きな登場人物に素直になりました。
川原家も荒木荘のメンバーも草間さんも良かったな。
こう振り返っていくと、もう語り尽くせないぐらい好きな登場人物ばかりですね。
書き尽くせないや。
桜庭ななみ を演じた直子が、良い形で大人になったのが主役のきみちゃん以外の登場人物の中で1番良かったです。
戸田恵梨香 の最大の代表作になったと思いますし、今まで見てきた、朝ドラ の中でベスト3に入ったし、生涯見てきた連ドラの中でベスト10に入りました。
間違いなく、朝ドラ史に残る神作品になったのは間違いないです。
しばらく、ロスは止まりそうにないですね。
本当、素晴らしい作品に出会えた事に感謝し、最後に、礼します。