4.0
出演者 4.0
ストーリー 3.5
演技 4.0
映像 4.0
そして、誰もいなくなった
身分証明のカードや番号さえ持っていれば、色々なサービスが手軽に利用できる時代。しかし、だからこそ個人を証明するものが無いと、この社会に自分が存在しないことになってしまうのだ。
主人公藤堂新一(藤原竜也)は生活に不可欠な「個人番号」を失っただけでなく、別人に乗っ取られてしまい、自分自身の本来の仕事、私生活までが困難になっていく。そんな毎日、不便どころか怖すぎる。誰が個人情報を奪ったのか。裏切ったのは身近な友人なのか、同僚なのか、家族なのか…。
自分が自分であることを証明できなくなり、仕事を失った藤堂は、同じ状況に陥った仲間と出会い、この問題の解決を目指す。しかし、その中でも仲間割れがあったりして、一体誰を信じれば良いのか分からなくなってくる。
藤原竜也さんの演技は、今まで仲良くしてくれていた人が離れていくもどかしさを強く表現しており、結末が気になって眠れなくなるほど楽しみなドラマだ。個人番号ですべてが管理される時代、決して遠い未来の話ではない。
このドラマは、誰にでも起こりうるストーリーを取り上げていると思う。