東京ラブストーリー2020
第5話鑑賞。
カンチ、リカ、関口、三上、三上と同じ学校に通う長崎尚子、そして部長。
6人の恋が縺(もつ)れて、絡んで、焦ってギュッと絞めて、苦しむ。
運命の赤い糸なんて言いますが、そんな糸も3本も4本もあったらそりゃ縺れるっていう回でした。
序盤は雨傘の件で険悪な空気だったカンチとリカ。
でもカンチが大阪の出張帰りのリカに会いたくて東京駅までやってきます。
始まって10分くらいでもう胸キュンシーンを投下してきます!
リカに明日の朝ごはんを渡して帰ろうとするカンチの背中をリカ抱きつき
『ダメ・・・帰さない』
どっかーーーん!!
最高過ぎる!
こんなキラーフレーズ!ドラマ始まって10分くらいで打ち込みます??
こういうのは終盤って相場が決まってんのに!
でもってこっから展開がずっと右肩あがりなんだから驚きですよ!
2人はズル休みして
大きな看板にペンキで絵を書くシーンも好きだが
さんま御殿でいうところの
5話の踊るヒット賞 的なシーンは
三上が家に忘れた携帯電話を関口が大学まで届けるシーン!!
東京ラブストーリーの見所はなんといっても「すれ違い」
旧作の方は携帯電話もネットも普及してなかったから、すれ違いやバッドタイミングが多発できたが
2020はどうするんだろ?と思ってたけど
<彼が彼女の家に携帯を忘れる>
その手があったか!
2020年の現代でもすれ違いやバッドタイミングを違和感なく披露してくれた!
関口が大学で三上を見つけた時
長崎尚子に意味深に顔を近づけていた。
ここで私はこのドラマのさらなる素晴らしさを見つけてしまった。
関口は三上のそんな場面を見て走って立ち去るんです。
三上に買ってもらったハイヒールを履いて大学に来てたんですけど
館内に響くハイヒールの音、関口の息の乱れ
これがもう「セリフ」なんです。
カツカツカツ
ハーハーハー
がなにか悲しみを秘めた言葉に聴こえてくるんです。
この5話を一度見た方、今一度このシーンを見てください。
ハイヒールの音、息の乱れが生んだ「台詞」を堪能してほしい!
最後に
このレビューでどうしても伝えことがあったので
それを伝えて終わりします!
関口の同僚役の手嶋実優さん!
この方の演技、素晴らしくないですか?
徹底した同僚役!
日常にいる働く若い女性をしっかり研究なされてる。
特に声のトーンが絶妙。
他の人はスルーしても、ドラマ好きは彼女の演技に目が止まりますよ!
今後、恋愛のもつれには関わってくることはないでしょうが、手嶋さんの演技には注目させていただきます!