4.5
出演者 4.0
ストーリー 4.5
演技 3.0
映像 3.5
いだてん~東京オリンピック噺~
まず初めに言いたい。
ドラマの良し悪しは、視聴率ではない。
視聴率は悪いが、このドラマは面白かった。毎週ワクワクしていた。
多少マイナスな点をあげるとすれば、
場面が変わりがち(特に初回)で、ドラマに慣れてない人が見るにはテンポが早すぎた。まさに「いだてん」である。
もっとも、これは楽しめる人からすれば、最高にリズミカルで、エキサイティングだった。
(ジェットコースター好きが、速い方が楽しいって言うのは、こういう気分なのかな)
緻密に張り巡らされた伏線、緻密すぎて忘れてたわ!!っていうのがいくつもあった。
やはり少々玄人向けであった点は否めない。少なくとものんびりまったり日曜8時に家族で見るのとは違う(そもそも大河ドラマはそういう枠ではない)
あと、開始当初は、「何が近代じゃ、これでは大河ドラマではない」と批判もあったが、
これはまさに「大河」ドラマである。軸としてはしっかりと、歴史が、時間が流れていく。
戦国時代、幕末だけが大河ドラマではない、今私たちが生きている時間も「大河」の一部であるということをまざまざと感じさせられた。
何が言いたいのかわからない文章になってしまったが、
つまるところ、これはれっきとした大河ドラマであり、それも良質な大河ドラマだった。
また、今私たちが生きる日本のどこかで、誰かが走り回っているのではないかと想像してしまう。そして、実現するかわからない東京五輪2020へ想いを馳せた。