2.5
出演者 2.5
ストーリー 2.5
演技 2.5
映像 2.0
ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ 第1話
ゾンビ映画のフレームにラッパー要素をねじこんで、無理無理にコメディーに仕立てた意欲作(?)
小芝風花の茨城弁が可愛い。
でも数分で飽きてしまったのは、ラップへのこだわりが足りていないからだと思う。
出てくるリリックがもっとイケていたら全然違う風合いのドラマにできただろうと思うと、とても惜しい。
ラップが蛇蝎のごとく嫌われている設定には違和感を感じるが、そこは田舎においては「ラッパー化 = 社会的な死(ゾンビ)」ということにしたかったのかも知れない。
ラッパーと化した彼氏は社会的に死んだも同然で、交際には値しない存在になってしまった。でもヒロインの胸のなかにはまだ彼への思いが残っている。
危険があっても探しに行かずにはいられないほど、まだ彼の抜け殻(ゾンビ)に惹かれるのはなぜか? そこにヒロインがひと皮剥けるきっかけがある、というのは、わかるような気がするのだけれど。
ブラザートムさんの音楽性を生かすシーンがまったくなかったのも残念。