OL見るなら5話見ずに死ぬな。
それが5話。
おっさんずラブの真骨頂。
聖典。
テンコ盛り。
思えばリアタイ時の私はここらへんから精神に異常をきたし始めたように感じる。
見てください。
レビューとして一番言いたいのはソコです。
3話あたりから「こりゃはるたんは田中圭、一世一代の当たり役だな」と思い始め、5話でそこに林遣都=牧凌太が加わった。
当たり役と当たり役の大コラボ。
ストーリーはといえば、物語はいよいよ佳境で神シーンの連発。
見ながらTVの前で ゥグっとか ンアっとか変な声1番出たのも5話(あと6話)である。
(このちょっと前にこのドラマが“全7話”だということがわかって、沼内が大混乱に陥ったのも懐かしい…皆 当然の如く“全10話なんでしょ”と思ってたよね…えっ?終わる??あと2話で終わるのコレまじか???っていう阿鼻叫喚は凄まじかった…)
とにかくふたりの全てが
可愛い切ない嬉しい切ない面白い
切ない愛おしい愛おしい愛おしい
そして最後は言葉にならない大爆発。
ちなみに個人的に譲れない(別に譲られなくても構わないと思いますが)神シーンといえば
・冒頭BH
・はははくさい
・かっ、彼氏なの?彼女なの?
・メシ行こうか(伝説の足ドン)
・お願いしますお願いします
・いろいろ着てみますか
・イヤだイヤじゃねえ
・恥ずかしい存在なんですか
・まぁ、うん
・世間はいつだってうるさいです
・元気出せワカモノ
・俺、頑張ります
・恥ずかしくないから
・帽子ポン
・ウフフキャキャキャ
・俺たち付き合ってます
…全部かよ。
当たるドラマには当たる理由というのがいろいろあって、例えば設定だったり演出だったりセリフの面白さだったり時局の流れだったり。何かがバチっとハマった時にドラマはやっと「当たる」んだと思う。
そしてその中でも、そのドラマに誰が出てるかっていうのはすごく大きな要素で、それがさらに「当たり役」となれば、そのドラマが当たる重要なファクターになる。コレを同時に2人抱えたおっさんずラブはそういう意味でも強かった。(黒沢武蔵まで入れたらトリオだもんな…)
田中圭はこれまでもカッコ良かったし可愛かった。図書館戦争の小牧教官には痺れたし、タラレバの丸井はこれ以上なくあざと可愛かった。私もいいな、とは思った。
でも堕ちはしなかった。
だがしかし。
この“ポンコツだけど、誠実で、放っておけない”春田創一は、違った。
おそらく春田創一という役は、田中圭が演じてきた人物の中で最も、そして圧倒的に中の人の素に近い。その春田という役の“期せずして滲み出るポンコツっぷりとその可愛らしさ”が、田中圭自身の個性と魅力をその奥からグバァッと引っ張り出し、物語と俳優個人の個性との強烈なマリアージュを生んだ。凄いことだと思う。きっとこれが一世一代の当たり役ってヤツなんだろうな…そう思った。
その可愛らしさと、さらにその奥から滲み出てきた雄(オス)みが絶妙のバランスを生んで“当たり役・はるたん”がニワカに、燦然と、圧倒的に輝きを放ち始めた5話。
同じことが牧凌太=林遣都の側にも“切なみといじらしさ”という要素の中で起こっていて、そのコラボがまた嵐を呼ぶという構造もあるワケだが、その全てが集約されたのがラスト近く、「オレ、頑張りますから」からの「全っ然恥ずかしくないから」からの帽子ポンからの追いかけっこウフフあははシーンではないかと思う。
未見の方が読んでもなんのこっちゃかもしれません。すみません。
でも大事なトコなんです。
この辺りに関して細かく言いたいことは一冊の本にしたいほどありますが、コレを論じてると日が暮れるのでとりあえず、
お願いだから見てください。