弁護士でありながら倹約家で、安売りスーパーでお買い得品をゲットし、甘辛酸っぱの味と栄養価のバランスがとれた夕食を作ることに情熱を燃やす、西島秀俊さん演じる筧史朗と、内野聖陽さん演じるどこかボンヤリしながらも異常な女子力を放つ、矢吹賢二のゲイカップルの同棲生活の中での手料理がメインのドラマです。
ゲイカップルドラマといってもゲイ描写や性描写は全くなく、とにかく、西島秀俊さん演じるシロさんの作る手料理がメインです!
調味料や素材はどれも庶民の格安スーパーで手に入るもので、高級食材や高級な調味料などは一切ありません。
メインの食材と、とにかく「甘辛酸っぱ」の味のバランスがとれていて、体に優しいメニューにこだわるシロさんのレシピは、夜中に見たらお腹がすくこと間違いです。
包丁でトントンと刻み、鍋でくつくつとニコミ、フライパンでじゅんわりと香ばしく炒め、アツアツをお皿に盛り付けたちょうどいいタイミングで、内野聖陽さん演じるケンジが「ただいま~!わあ、すっごく美味しそうなにおい!」と帰宅します。
そして二人で食卓につき、シロさんの作りたて工房アツアツご飯を二人で食べ始めます。
この時の内野さん演じるケンジのリアクションが、もう…!
ケンジは一つ一つちゃんと、どう美味しいか、焼き加減はどうか、甘味やコクについてちゃんとシロさんに伝えながら
ハフハフと本当に美味しそうに頬張るんです。
それを満足げに優しく見ながら頷くシロさん。
ケンジの台詞を一部抜粋してみますね。
「鍋の醍醐味は雑炊だよね、鶏の旨味をお米が吸ってさ~」と言いながら、鶏の水炊きの〆のぞうすいを美味しそうにサラサラとかきこみます。そうでしょう、そうでしょうとも。
「それでさ、またこの甘辛のレンコンのきんぴらと一緒に食べると、んもう、すすむ、すすむ」
…これだけで、おなかがすいてきませんか?
私もこのドラマを見て何度コンビニに走ったことか。
夜中に見るのは危険です。