4.5
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.5
精霊の守り人 最終章
上橋菜穂子さん原作の「精霊の守り人」をはじめとする「守り人」シリーズをNHKがドラマ化したものです。少年少女向きのファンタジーが原作ですが、上橋さんの世界観がしっかりとしているので、主人公の女用心棒バルサをはじめとする登場人物が架空の人物とは思えません。林さんは星読博士という役でした。知性と冷静さの中に秘めた星読みとしての情熱を見事に演じていました。主人公のバルサは綾瀬はるかさん、原作の精悍なイメージとはかけ離れた感じだったのでちょっと意外でしたが、だんだん馴染んでいきました。国王役の藤原竜也さんは狂気じみたところを演じるとほんとうまいです。林さんの上司である聖導師役に平幹二郎さん(シリーズ途中で他界され、役は鹿賀丈史が引き継がれました。)、トロガイという汚い呪術師のばあさんに高島礼子、その弟子でバルサの恋人に東出昌大、バルサの養父に吉川晃司、敵国の王に中村獅童、その他柄本明、渡辺えり等々名優、怪優が続々登場しました。衣装やセットも美しい、NHKの制作技術の高さが発揮された壮大なドラマでした。