再放送してるので改めて鑑賞しています。
極めて5に近い4.5です。
相変わらず本当によすぎるドラマで、大袈裟ではなく毎回泣いています。
病院を継続していくことと目の前の患者に向き合うことは、必ずしもイコールではないのが生々しくてしんどいけど、「全ての子どもが大人になれますように」という純粋無垢な新堂先生に物凄く感化される。
でも現実は甘くなく、様々な心ない言葉が新堂先生には浴びせらることがある。
それでも新堂先生は自分の中に持っている子供を助けたい思いを全くブラさない。
それに少しずつ周りの人たちも影響を与えられていき、なくてはならない存在になってきているのにまた感動。
それぞれの言動に至る背景も徐々に垣間見えてき、より物語に深みが与えられてきている。
再放送では5話まで終了し、中でも4話と5話がとてもよかったので、それぞれの簡単な感想をツイートもしましたが、改めてこちらにも残しておきます。
【4話】
あかりちゃんの回。
病気になってお腹が痛くなって、死ぬかもしれない瀬戸際でもなお、自分以外の大切な人(父親)のためにそれを隠して我慢する姿が健気すぎて、本当に涙が止まらなかった。
病気が治って、本心が言えて、父と2人で暮らせるようになって本当によかった!
生まれることや生きることに誰の肯定も必要ないはずなのに、虐待をする人は「生まれなかったらよかったのに」という人が多い。
映画やドラマだからかもしれないが、それが本当に残念。
【5話】
大人が盲目になって知らずのうちに子供に押しつけてきたことで失った大切なものを、子供たち自身が築き上げることで大人に気づかせていく展開が本当によすぎて5話も泣いた。
大きくなるにつれて忘れることを思い出させてくれるのは、目の前の人をちゃんと見て大切にしようとする純真。
成長してもそれをなくしていない新堂先生が、そんな大切なことを気づかせるのになくてはならない存在になってきているのが、さらにわかった回であった。
倫理的な正論だけで生きていくのが難しい世の中だけど、それによって救われる命があったり、変えられることがある。
常識やルールを忠実に守ることだけが全てじゃない。
新堂先生はそんなことに気づかせてくれる。
でも常識やルールを守って病院を秩序ある形で統制していく人たちも否定はできない。
医療はそれこそ生き死にを左右するので、特に子供のためとなると親も助けて欲しい一心というのもある。
そんな一筋縄ではいかない医療の難しさもひしひしと感じる。
6話では、リアルタイムで鑑賞してたときにも観てるのが辛かった新堂先生と先生の父親との対峙がある。
そして後半になるにつれて、それぞれの背景がさらに深掘りされていき、物語により深みが出てくるのだ。
何度でも鑑賞して、何度でも考えて、何度でも感化されたいドラマ。本当に傑作です。
P.S.
言うまでもなく山﨑賢人の演技が本当に物凄くよいです。
一挙手一投足が本当に新堂先生で、毎回感動するのもこの山﨑賢人の演技があってこそ。
そして脇を固めるキャスト陣。特に藤木直人と上野樹里が素晴らしいです。
最後に、エンディング曲であるandropの「Hikari」もこのドラマにはなくてはならない存在。