東京ラブストーリー2020
待ちに待った「東京ラブストーリー2020」
今30代後半〜40代のドラマ好きのほとんどが「東京ラブストーリー」がきっかけだと思います。
日本のTVドラマの歴史を変えた名作。
例えるなら
江戸時代から明治時代の移り変わりくらい。
そんなドラマがこの時代に再び観れるとは。
しかも今の時代らしく有料コンテンツで。
このドラマが偉大すぎてハードルをギンギンに上げている人もいるかと思うが
私はそうではない。
あの偉大ドラマの真似事をしても意味がない。
時代の文明も違いすぎる。
携帯電話が普及して昔みたいなすれ違いなんて不可能(笑)
「2020」とついている以上、今の時代の枠でやることが大事だと思っていたので1話を観てそれがすごく意識して作られているのに好感を持てた。
これは、もうあの名作とは別物として鑑賞することが得策。
オープニング
どこかで小田和正さんの、あの曲を期待しちゃったけど、流れてきたのは洋楽。
『洋楽かいっ!!』
って突っ込んじゃいましたけど、4秒後には
『おぉ、良い曲じゃねーかよ!』
と言ってました。
カンチ役の伊藤健太郎くんに引っかかりは一切無く、スッと入っていく。
痛い痛いと思っていた注射が全然痛くなかったあの感情に近い。
リカ役は石橋静河。
私個人として漫画のリカに近く。ハマり役に感じた。
石橋静河の魅力でもある『声』がとても心地よく、つかみどころのない謎の女性に厚みを出している。
そして彼女は「東京ラブストーリー2020」という看板に動じることなく堂々と演じている。
さすが父親は石橋凌さん、母親は原田美枝子さんの娘だ。
容姿は母親譲りで繊細、でも全体の雰囲気は歌手である父親譲りのROCKさがある。
ドラマの内容も
出会ったばかりのカンチに
『白いご飯みたいだねって言われたことない?』
リカ節が炸裂!
1話の最後には
リカがあの名ゼリフを言います
『キス、しよっか?』
いい!
2020年もこのセリフは衰え知らず!
東京タワーがまあ綺麗に見える場所で
リカとカンチはキスをします。
ここがこのドラマの1話のファインシーン!
リカのキスが連続ドラマ史上いちばんじゃないかってくらいのヤツ!
日本のドラマにありがちは当たってるか当たってないかのレベルではない。
その画面にあったのは愛があった。
キスをし、未練がそうさせたのか、上唇を少し残すシーン。もうこれだけを見るだけでFOD(アマゾンプライム)に入会する価値あり。
ドラマの内容もさることながら東京の景色もまあ素敵。
東京ってやっぱ夢があるって、上京24年目で感じてしまいました。
今期希少なラブストーリー。じっくり楽しませていただきます!