カンテレとU-NEXTが共同で制作したあと3回、君にあえる。Official髭男dismがアルバムtravelerから色どりを添える。
切なさの空気感が何とも言えない。寂しい、悲しいだけじゃなくて、たぶんスースーするミントキャンディみたいな味わいのドラマ。
「最後の恋煩い」からはじまり、出会いがあった。
会った人とあと何回会えるかが見える征史郎と触れたことによりあと3回まで会える人が見える様になった楓。
人間的に不器用な澤村の店に取材に入りそこでアルバイトの征史郎ときちんと出会う。不思議な力に戸惑う楓だが徐々に割り切った付き合いが出来る様になっていく。
「ビンテ...
カンテレとU-NEXTが共同で制作したあと3回、君にあえる。Official髭男dismがアルバムtravelerから色どりを添える。
切なさの空気感が何とも言えない。寂しい、悲しいだけじゃなくて、たぶんスースーするミントキャンディみたいな味わいのドラマ。
「最後の恋煩い」からはじまり、出会いがあった。
会った人とあと何回会えるかが見える征史郎と触れたことによりあと3回まで会える人が見える様になった楓。
人間的に不器用な澤村の店に取材に入りそこでアルバイトの征史郎ときちんと出会う。不思議な力に戸惑う楓だが徐々に割り切った付き合いが出来る様になっていく。
「ビンテージ」が流れ、征史郎の生き方を知る。何時でも会えると思ってまたねって言って永遠の別れになってしまうことを噛みしめるように話す征史郎。
征史郎とどんどん縮まっていく距離。居心地が良いところに澤村が楓にアプローチしてくる。
おばあちゃんが入院して澤村と征史郎と一緒に楓の地元に帰って、お祭りの出店でおばあちゃんの代わりにキッチンカーを出す事になる。
準備を進めると征史郎の背中に③と見えてしまった楓は征四郎とぎこちなくなってそのまま翌日も過ぎようとした。
おやすみと襖を閉める目はお互い名残惜しそうで切ない。
翌朝楓は腹を括り、スッキリした顔でおばあちゃんに東京で頑張る事を告げた。そして征史郎に気持ちを告げようとする。しかし征史郎は楓の未来が見たいため、またねと書き残しスースーするキャンディを置いて去ってしまう。会えるのはあと1回しかない。
「ラストソング」が涙を誘う。『またね』があればどんな別れも少しはマシになる。
今日が終わるのが悲しいから朝日よ二度と出て来ないでと時計をギュッとつねったら慰めの音がした。🎶
5年後、何気ない日常の運転中の信号待ち、隣合う車の窓越しで最後の1回をお互いなんとも言い表せられない表情で目を合わす。でもそこに負のイメージはない。
私はこのような含みを持った終わり方が好きだ。
少女マンガの様な甘さはないが、スースーするキャンディを舐めた時の感覚が包み込んでくれた。