それで6話。前回のラストで、これまで犯人フラグが立ちまくってた木村さつき(麻生祐未)が、佐々木紀子を殺害し、完全に真犯人やん!と思ったら、冒頭でいきなり殺されているという急展開。え? ほんなら誰ですのん? と思ったら、前回のラストでオレンジジュースを持って歩いてくる怪しい人が。あぁ、あれが真犯人かと思いつつ、続きを見る。
木村さつきの息子の木村みきお(安藤政信)から連絡があり、殺された木村さつきの家に行く田村心(竹内涼真)。ここで部屋に貼られた不気味な絵を見る。あらすじには「田村心(竹内涼真)は木村さつきが犯人だと疑っていたが、さつき宛にも真犯人から脅迫のメッセージが届いていた。」って書いてあるけど、その脅迫のメッセージってこの絵のこと? 他にメッセージらしきものはなかったと思うねんけど。でもこの絵って、普通に考えたら木村さつきが描いたとしか思えへんねんけど、あらすじが間違ってるってことはないよね? うーん・・・。
木村みきおから、木村さつき殺害の容疑者がメガネを掛けた小太りの男だと聞き、木村さつきが連絡を取っていた音臼村の関係者から、その特徴の人を探すことに。その時に手帳を預かり、その手帳に載っている人の家を一軒一軒訪ねて、容疑者を探しまわり、ようやく田中正志(霜降り明星・せいや)ではないかと分かり、家に辿りつくが既に殺されていて、その場にすぐに警察が来て、田村心はがっつり容疑者として逮捕されてしまう。がっつり逮捕されるって日本語おかしいけど・・・。このあたり、ホンマによくあるパターンで、ミステリーとか刑事もので何回見たことか。ザ・シークとかの悪役レスラーが正義のレスラーを羽交い絞めにし、そこに手下のレスラーが攻撃するのだが、正義のレスラーに見事避けられて、ザ・シークに攻撃が当たり、悶絶するというパターン並によく見る。
そんなんはいいとして、音臼村の関係者の家を訪ねている時、空振りに終わった人のところに✖を付けていくのだが、預かった手帳に直接✖を付けているように見える。鉄のメンタルを持つ田村心とはいえ、さすがに他人から預かった手帳に直接✖は付けへんやろから、見間違いかな?
最後、真犯人からの招待状が届き、音臼村の慰霊碑の前に行く田村心。しかし、いつも一緒に調査していた岸田由紀(上野樹里)は、今回は同行してない。なぜかというと、田村心が「今回は僕一人で行きます」と言いだしたから。この流れになった瞬間、ここでまたタイムスリップが起きるんちゃうん!?って思った。だって、二人で行ったら二人ともタイムスリップせなアカンし、それやと色々と不都合が起きるから(笑)。そうでないと、ここにきて急に一人になる意味ってないですもんね。
音臼村の慰霊碑に辿りつくと、木村みきおが現れ、これまで事件の後遺症で車椅子だったはずなのに、いきなり立ち上がって、田村心に襲い掛かってくる。結局、木村みきおが真犯人だったのだが、予め田村心が警察に通報していてパトカーが近付いてきたので、木村みきおは逃げ、田村心は再びタイムスリップしてしまう。うーん、、、やっぱりすごく続きが気になります。
毎回、色々と突っ込んだり、文句言うたりしてますけど、このドラマ、ホンマによう出来てますね。前回のラストでオレンジジュースを持って歩いてくる怪しい人がでてくるけど、これって「真犯人は歩ける人ですよ」って示唆して、木村みきおが犯人ではないことをうまくミスリードしてたし、田村心が小学校の臨時教員になった時も最初の名前を呼ぶのが木村みきおやったり、色んな伏線が巧みに張り巡らされています。こんな複雑な話、落語作家ごときには書けませんよ。いや、書く! 頑張って書くから仕事ちょうだい!