ってことで第2話。
第1話は物語の概要の説明と主要な登場人物の紹介の感じだったのだが、いよいよ本格的に物語が動くんでしょう、たぶん。
いきなり家族のプロレスごっこから始まり、ホンマにレビューが書きやすい。ただ、ここに大きな疑惑が…。冒頭のプロレスごっこで、佐野文吾(鈴木亮平)が長男の慎吾にフォールされるのだが、カウント3の時点で右肩が上がっていたように見えた。しかし、田村心(竹内涼真)は3カウントを数えていて、これは疑惑のレフェリングと言わざるを得ない。いや、多分、ここに引っかかってた人、僕以外におらんと思うけど…。
そんなことはいいとして、第1話は「佐野文吾が犯人では?」ということを匂わせて、結局違ったという展開だったが、今回は新聞配達員の長谷川翼が疑われる回。第1話では、田村心がパラコートを盗んだ時の目撃者として、そして子供好きのお兄さんとして登場するが、この2話ではミスリードで、とことん怪しく描かれている。まぁ、この手の「真犯人は誰だ」系の物語は、その回・その回のスケープゴートを作っていかな、話を展開できひんし、怪しい奴を間引いていかれへんから、仕方ないんですけどね。
タイムスリップ物では、未来から来た主人公は当然、起こった事件を知っているので、あの手この手で止めようとするのだが、結局、止められなかったり、止めたと思ったら別の事件が起こったりするのだが、今回も例に漏れずそんな感じである。
田村心は未来の世界から、この村で起こった事件についての新聞記事の切り抜きなどが貼ってあるスクラップブックを持ってきているが、この新聞記事とタイムスリップしてきた平成元年の世界がズレ始めてて、なかなか思い通りにいかない。ここがすごく気になってまして、過去が変わったら、この新聞記事も自動的に変わらへんのかな?って思ってしまう。タイムスリップ物でよく、過去の世界で自分の母親が死んで、自分が生まれなかったことになって、足から消えていく…みたいなシーンがあるが、その法則で行くと、未来が変わったら、新聞記事も同時に変わらないとおかしいような気がする。
あと、運転免許も教員免許もない田村心が、小学校で勤められるのはさすがに無理があるかなぁ…。そんで、そのスクラップブックを佐野文吾に見つかり、見せろ・見せないの押し問答の末、佐野文吾が「もう信用できねえよ」と急に信用できなくなるのだが、未来からやって来たという荒唐無稽な話は直ぐに信用したのに、そのちょっとのやり取りですぐに信用できなくなるんやってちょっと笑えました。
と、色々とツッコんでいますが、話自体はかなり面白いし、真犯人は気になるし、よくできているドラマだと思います。村の景色もすごくきれいやしね。この暖冬で、雪があるところのロケ地探しは大変やったやろなぁ…とリサーチの仕事もする身として、思います。
とにかく、続きが、結末が、すごく気になるドラマです。絶対に、漫画のネタバレサイトを見るまい!と心に誓っている今井でした。