5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 5.0
絶メシロード 第6話
民生が海沿いでひとりで花火をするシーンがはじまります。おじさんが、寒い時期に、ひとりで、手持ち花火を手にはしゃいでいる。ちょっと異質ななんともいえない雰囲気が「絶メシロード」にぴったりでした。
人生と花火の意味が重なり、かなり深かった第6話。
あの花火は、民生が家族と一緒にやりたいと思って買ったものでした。コンビニかなんかでテンションが上がって買ってしまったんでしょう。
手持ち花火はある意味「幸せの象徴」。夏に家族や仲間とまたはカップルで思い出作りにやるもの。家族あるあるのひとつです。
しかし、民生はリビングで妻と娘に花火の提案ができませんでした。花火を家族に見つからないように見つからないようにする民生が切ない。
捨てるに捨てられなかったんですね、あの花火。そしてひとり自分の上がったテンションを供養するように花火を消化するあの姿。自分の中に沸いた家族で花火をやろうなんて気持ちをなかったことにするように。
あと、会社を辞めた同僚の言葉が胸に響きました。
「俺たちは教え込まれた根性論を下に叩き込めない。無理するな」
家城脚本が素晴らしすぎました!!