漫画原作で、「これ絶対にドラマになるやろなぁランキング」の上位にランキングされていた作品だ。そんな名前のランキングないけど、なんとなく世間の風潮としてね。
今回はそんなドラマの第1話で、開始前からけっこう話題になっていたので、楽しみにして見た。ちなみに漫画は未読です。
いきなり気になったのが大量殺人が起こる「音臼小学校」という名前。これって「テセウス」にかかってるんか?とメッチャ気になる。でもかけるんやったら「おとうす」って中途半端な名前じゃなくて、「帝瀬臼(てせうす)」とかにするやろし、違うんかな? もしこのドラマを最後まで見て、この「音臼」という名前に何の意味もないんやったら「○○臼」って名前は使わんかった方がよかったのに、って思うかな…。
それはいいとして、内容はタイムスリップ物で、死刑囚の父親の冤罪を信じた息子がタイムスリップして父親の無罪を証明しようとするという、まぁまぁ、よくある感じのストーリー。
いつも思うのだが、タイムスリップが絡む話で不可欠なのが、「主人公の鋼のメンタル」と「周りの人のものすごい純真さ」である。このドラマの主人公の田村心(竹内涼真)も、タイムスリップというあり得ないことが起こっても、動じず、行動できるという鋼のメンタルの持ち主だ。もし僕が同じ目に合って、平成元年にタイムスリップしたら、絶対に精神を病んで、頭がおかしくなる自信がある。
そして、父親の佐野文吾(鈴木亮平)は田村心から「未来から来た」と言われて、すぐに信じてしまう「ものすごい純真さ」の持ち主である。もし僕が平成元年にタイムスリップして、おとんに会って同じことを言ったら、おとんは確実に通報すると思う。
こういった予定調和は、タイムスリップ物では仕方ないので、別にそこをどうこう言うつもりはない。ほんなら書かんかったらええねんけど。
それで、ドラマ自体の話だが、まだ1話なので、全体の設定の説明と主要な登場人物の紹介という段階だが、かなり面白いし、先が気になるし、次回以降も見たくなる。ただ、この段階では佐野文吾が犯人だと匂わせたいので、そっちへのミスリードがすごく、序盤はものすごく悪い奴にしか見えないが、後半でいい人だと分かる。ちょっとやり過ぎなくらいで、それがわざとらしいけど、そこは仕方ないのかなぁ…。
あと、言っておきたいのですが、お母さん(榮倉奈々)がクソ可愛い! とにかく最後まで見ると思います。
そして子供たちがプロレスファンで、アントニオ猪木のモノマネとか出てきて、僕の感想が書きやすいのが何よりです。