とりあえず、タイトルを見て漫画が原作なんやと思ったけど、違いました。インパクトのあるタイトルを付けて、見てもらおうという、作り手の魂胆にまんまと引っかかって、見てしまいました。ホンマにそんな魂胆があったのか、知らんけど。
根本の設定は「必殺仕事人シリーズ」「大江戸捜査網」「ザ・ハングマンシリーズ」と同じ、「法で裁けない悪者を、何者かが裁く」というような設定。例に出すドラマが古いな・・・。
ともかく、そうやって、人知れず闇に葬られようとしている悪事の謎を解き明かし、悪に鉄槌を下すというストーリー。設定は昔からあるんやけど、メンタリストが操ってたり、PTSDが関わってたり、動画で中継したり、現代っぽい味付けがいっぱいしてある。
本業が囲碁棋士の女の子が、悪を暴く時にパンダのコスプレをするんやけど、なんでわざわざパンダに？って思ってたら、「囲碁」と「パンダ」が「罪の白と黒」に掛かっているんですね。
一話ということで、伏線というか、とにかく初期設定についての説明描写が多く、頭を整理するのが大変。この設定を全部きれいに消化するのは大変やで、と書く仕事の端くれにいる者として、ちょっと心配(^^;。

「葬儀の時にもっと早く連れ出せよ！」とか「囲碁棋士の割にレンの身体能力が高すぎるやろ！」とか、ツッコミどころはいっぱいあるんやけど、全体的にテンションが高く、「お、おう、そうなんや」という感じで強引に納得させられる。きっと、制作側もめっちゃテンションが上がった感じで作ってるんやろなぁと思う。いい意味で、全盛期のブルーザー・ブロディ並のやりたい放題さで、視聴率はイマイチでもブルーレイが売れたり、今よりも５年後とかに再評価されそうな気がする。１話を見ただけで、５年後の話をするのもなんやけど。とりあえず、ずっと見ます。