あまりに悲惨な状況に、我を忘れて暴力を振るい、
謹慎処分をうけた松本先生(伊藤英明)。
確かにあの状況では、誰でも激怒するでしょう。
殴りたくなる気持ちもわかります。
でも、そうすることで誰かが救われただろうか?
己のいらだちを、正義をかさにして相手にぶつけただけではないか?
そんな和尚からの問いが、松本の心の殻をひとつ剥がします。
なるほどね、と身につまされる話。
カッとすることは誰にもある。
暴力、とまではいかなくても、ちょっと怒鳴ったり
嫌味を言ったりしてしまうことはけっこうありそう。
そんな、感情が沸騰しそうになった時には、
一瞬立ち止...
あまりに悲惨な状況に、我を忘れて暴力を振るい、
謹慎処分をうけた松本先生(伊藤英明)。
確かにあの状況では、誰でも激怒するでしょう。
殴りたくなる気持ちもわかります。
でも、そうすることで誰かが救われただろうか?
己のいらだちを、正義をかさにして相手にぶつけただけではないか?
そんな和尚からの問いが、松本の心の殻をひとつ剥がします。
なるほどね、と身につまされる話。
カッとすることは誰にもある。
暴力、とまではいかなくても、ちょっと怒鳴ったり
嫌味を言ったりしてしまうことはけっこうありそう。
そんな、感情が沸騰しそうになった時には、
一瞬立ち止まって「救われる人がいるか?」
と問うと、効き目があるかも?
決して簡単ではなさそうだけど、半歩くらいは
千手観音に近づけるだろうか?
今回、この世から旅立った人は他にもいました。
- 病室でひとり孤独に逝った人。
- 多勢の縁者に見送られて逝った人。
その様に寄り添いながら、松本先生の前に
あらたな課題が浮かんで来る。
“救う”とは?
生命を救うことと心を救うこと。
医師+お坊さんという設定がここで効いてきた。
このドラマの設定、単に奇をてらっただけではなかったんだね。
そしてライバル濱田先生(ムロ)の描写も掘り下げらる。
“救う” をめぐって、おそらく二つの立場の葛藤が、
これから描かれていくのでしょう。
楽しみです。