1話のすったもんだがあって山下家で暮らす事になったおっさん多恵子
2話は切実な吾郎さんの如意棒カチンコチンのガンダーラ問題と複雑な心境の娘トモのお話。
おっさん多恵子の包丁のリズムに乗ってクイーンを歌い出す吾郎さんの演出にいいわぁ。
吾郎さんはおっさん多恵子に対し女を感じて如意棒がいちいち反応してしまう。俺はおっさん相手でも出来るのか？愛の国ガンダーラに到達することは出来るのか？とそればかり。

一方トモは、おっさん多恵子はおっさんでしかない。いきなり知らないおっさんがママ面してきて一緒に暮らし出したら気持ち悪いだろう。
突然お母さんが亡くなって、手探りで慣れない家事をやって、友達と部活などいわゆる青春の大事な時間を犠牲にしてきたのにパパはそんな苦労を気にもとめない。
家事も上手くできるまで時間もかかるしとてつもなく疲れる。それでも頑張ってたのに、おっさん多恵子がいともあっさりやってのけるもんだから、面白くない。しかも、3年間引きこもりのパパにあの手この手でなんとかしようと接してきたのにおっさん多恵子に出会ってからすんなり部屋からでちゃうなんてムカついてしまう。自分の無力さを感じてしまう。

そんなトモの気持ちに気づいてトモのバイト先にパート勤めするおっさん多恵子。トモとの思い出を掘り起こしてゆく。

家族の為、パパの為のトモに対し多恵子と自分の事ばかりの吾郎さん。最後までガンダーラに行くことしか頭にないなんてトモが不憫でならない。
吾郎さん早く仕事見つけて～!!

塚地さんの多恵子に近づけて演技をする本庄まなみさんの演技も光ってよかったし、凪のお暇のファーストサマーウイカさんのように毎回違う役でワンポイントレギュラーで出てくる鈴木拓さんも気になる。次週が楽しみ。