その昔、平日の昼間にやっていた昼ドラ。この枠が土曜の深夜に移動して数年、サスペンス要素の強い、ドロドロ系のドラマというところでも昼ドラを引き継いできたと思っている。昼ドラ1番の代表作『牡丹と薔薇』系のイメージが強い。それ以外にも最近はメッセージ性の強いもの、さくらの親子丼、結婚相手は抽選でなども、見られるようになった。
それが今期はホームコメディに。思い起こせば「はるちゃん」や「花嫁のれん」（あ、どちらも旅館もの。）といった明るいドラマもあったはあった。

さぁどうくるかな？と楽しみにしていたが、面白いなぁ！

3年前交通事故で亡くなった多恵子（本庄まなみ）の喪失感で引きこもりになった吾郎パパ（小澤征爾）。娘トモ（福本莉子）にママに会いたいと置き手紙を残し、ママの事故現場に出向きトラックに身を投げようとした。助けに入った全裸のおじさん（塚地）は多恵子と名乗り、亡くなったはずの多恵子はデブのおっさんに姿を変えて戻ってきた！
見た目がおっさんの多恵子にひいていた吾郎さんも多恵子と重なる部分が多いことからおっさん多恵子を受け入れていく。

とにかく塚地さんが可愛い。おじさんなんだけど、心は乙女。本庄まなみさんの可愛いとのギャップで選ばれたんだろうけどコントで見るオカマのレベルをはるかに超える女性らしさが細かく表現されている。これなら吾郎さんが恋をしちゃうのも分からなくもない。

本編で裸を見せてくる変出者のチラシが配られ似顔絵が塚地さんに良く似ているが、捕まったのが相方の鈴木拓さんという所も笑えた。
気軽に見られるコメディドラマ、大人の土ドラで見られるのが嬉しい。来週もまた見たい。