23時ドラマとしては勿体無いというか贅沢すぎるキャスト、ダブル主演が山田孝之と菅田将暉。山田孝之は久々に渋めで若干闇あるようなタイプの役、菅田将暉はあっけらかんとしたノリ良いけど過去に闇がある若者。山田孝之は最近の多いコミカルな役が好きな人もいるかもしれないが、個人的にはdeleに出てくるような役が好き。菅田将暉もはまり役だったと思う。

ストーリーは基本的に1話完結。死後のデータ削除を請け負う会社という設定もあり、人の死に触れるためダークなテイストもありつつ、涙もある。そこに菅田将暉演じる祐太郎が笑いの色をちょいちょい足してくるので異常に暗いということもなくいいバランスだったと思う。推理もの、スパイもの、コメディー、など色んな属性がある内容だった。様々な人の死に感情を全面に出す祐太郎、祐太郎を見ているからか、インテリで感情のない雰囲気だったのに、人間らしく回を増す毎にケイ（山田孝之）。1話完結に主人公が少しずつ変化していく感じも良かった。

個人的には2話が好き。自分がそういう立場だったらと人生深く考えさせられた。最終話で祐太郎とその家族の過去についてが明かされていったが、そこにも衝撃的事実が。。。

直近のドラマで個人的には1番の作品だったと思います。