4.8
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.5
最後の弁護人
派手ではないがよく練られたストーリーを、落ち着いたキャスト陣がしっかりと演じていて見応えがありました。
毎回、最終的に裁判そのものには勝つのだけれど、それがストレートなハッピーエンドでは終わっていないところがいい。
「試合に勝って勝負に負けた」とでも言うべき複雑な余韻が、はっきりとは語られない有働弁護士の過去とそれとなくリンクして、追いつめられて犯罪を犯してしまう人間の哀しさと、それを同じ人間が裁くことの難しさを見る側に印象づけます。
各エピソードの犯人役であるゲストスターも渋い人選でしたし、須藤理彩がこんな扱い(笑)を受ける役を実に上手にリアルに演っていて好感が持てました。