塩作りからダネイホンの製造販売に専念し、「たちばな栄養食品」として新たに再出発をする、萬平（長谷川）と福子（安藤）。
世良（桐谷）の案で、病院だけではなく、一般販売もすることした。
しかし、それにはダネイホンの味が問題とのこと。
以前、大阪で試食会を開催した際には、それが原因で客からの評価が下がっていたからだ。

そんなある時、晩御飯の準備をしている福子にアイデアが浮かぶ
「ワカメ」ではなく「昆布」を使用してはどうかという福子。
初めは昆布も同じようなものではないかと思ったが、たしかに、昆布は出汁にも使われるし、ワカメより美味しいかもしれない。
しかも、萬平が調べると、昆布にはワカメよりも栄養がたくさん入っているようだ。
日常生活の中には、色々なヒントが隠されているのだと、改めて実感した。
それに気づくことができる福子には、本当に脱帽する。同じことを見て、10を感じる人間もいれば、全く何も感じない人間もいる。「感受性」と「本気」は比例するものだと思う。たちばな栄養食品の中で、常に誰よりも商品のことを考えているのは、福子なのかもしれない。

早速、昆布をベースにダネイホンを作る萬平。
試食会での結果は、まずまずの合格ライン。
ついに、日本中に新ダネイホンが売り出されることになった。
そして、萬平さんたちは東京へ進出することを決意。
新ダネイホンは、東京で受け入れられるのだろうのか。
今後に期待したい。