中学生時代から青年になるまでの長い期間を描いた物語だったので、中心となった黒岩晶を演じた岡田健史さんは全く悪くないものの、中学生時代の時の飛び抜け過ぎた巨大な身体つきは周りの学生を極端に幼く見せてしまう映像が可笑しくてならず、有村架純さんが演じた新任教師の末永聖が晶よりも幼く見えてしまい、聖の方が中学生という設定でも良いような不思議な始まり方でした。
中学生の晶が教師の聖に暴走気味の恋をするというのは思春期真っ只中だなと思うが、巨漢な晶がいきなり聖に強烈なビンタをお見舞いする所は怖すぎて、聖も暴力を受けたのに自分自身を責めるMっけたっぷりの考え方にビックリ、ただの暴力だと教えてあげたい思いになった。
そんな聖が、欲しいものは何でも手に入れるバイセクシャルの原口の口車に乗せられたように晶へと向かっていく所に心の純粋さを感じたが、生徒に恋しちゃうとは教師の仕事に適正はなかった気がして、一番問題に思えた人物は勝太郎だったと見えて最後まで成長が感じられないダメ男に思えて原口は勝太郎の何処が良かったのか疑問が残ってしまった。