ドラマのあらすじを読み、せかせかした日常をマイペースで過ごすという主人公の相河を高橋一生さんが演じるというので、今まで強そうな役が多かったイメージをガラッと変えてくれそうな部分が気になりました。
マイペースな相河は、のんきでいいねと思われているだろうし、生きずらいのではと感じ、どうやって自分のペースを保っているのか疑問になりました。
自分も、がつがつ行動するタイプでしたが、アラサーに突入したことで、マイペース思考に転換しましたが、周囲からは反感を得ているからです。
ほわほわした相河に対し、カリカリした感じの水本先生を榮倉奈々さんが演じるのも、もしかしたら恋愛に発展するかもしれないし、どういう展開になっていくのかなと思ったので、見てみたくなりました。
実際に見てみると、好きな分野については延々と話すような相河みたいな人は、どこにでもいると思い、高橋さんに対する演技の印象も変わりました。
榮倉奈々さんは、おとなしい役が多く、プライベートではママなのに、独身女性も難なく演じてしまうところに驚きました。
前半では、相河はあまり周囲からはいい顔をされず、わかってくれる人がいればそれでいいといった感じな中、自分と同じにおいのする虹一という少年と仲良くする場面いいやされます。
趣味を通じて、年齢関係なく友達になれる相河はいいなと思いました。
学生の中にも、相河を通して勉強が楽しくなっていく人が増え、苦手だと思っていた理系も深いんだなと自分も生徒になった感じで見ていました。
前半は、虹一の悩みや水本の恋人関係、学生の進路のことが中心ですが、後半は相河の方へ物語は焦点を当てているところが見どころと言えます。
9話では、不満を持っていた樫野木先生が本音をぶちまけ、相河が学校に来なくなってしまうところが切なかったです。
私も人とこじれた時を思い出したので、相河が最終回でどう立ち直るのか、見届けたいです。