5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 5.0
白い巨塔フジテレビ開局45周年記念ドラマ
過去何度も映画やテレビで映像化されたが、何といっても原作が優れているのがドラマ化した時の最大の強みだろう。ストーリーが分かっていても、最後まで飽きさせない。見ごたえのあるシリアスな医療問題を現代的にアレンジしているので、古臭さを感じさせない印象だ。唐沢寿明の財前五郎も善と悪の二面性を良く使い分けていて好演といえよう。田宮二郎に比べると、クールながらもさわやかなイメージが主人公をより魅力的にしている。江口洋介や石坂浩二らも、思った以上に役にはまっていて、大人の鑑賞に十二分に堪え得る。総合的評価でも2000年代の名作ドラマベスト5位内に入る出来栄えである。