波瑠が残念女子という設定は無理があるんじゃないかと思いつつ見始めたが、やっぱりファッションって大事なんですね。
最初のスタイルからだんだん洗練されていく、その推移が自然で無理がなかった。
ただトップのファッション誌という設定なら、編集部内ももっと尖った雰囲気なんじゃないだろうかと思った。
編集長（伊勢谷友介）は一応出来る設定なのに、なぜあんなファッションであんな髪型なんでしょうね？

でも編集長は口では散々言っても波瑠のことを可愛がってくれてるし、蔭では努力家で、実はいいヤツでした。
ユニークなキャラクター。編集長が語るファッションにまつわる蘊蓄も面白かった。このドラマの魅力の半分はこのキャラクターでしょう。

吉沢亮はイケメンで、（顔を）見ていて楽しかったが、ただねー。
プロポーズ後にいきなり「会社を辞めてインド永住」を言い出すのはどうだろうか。本人は前からずっと考えていたことだとしても、
初耳の波瑠からしたらまるで後出しジャンケンである。前半は100％爽やかイケメンだったが、プロポーズ後が爽やかじゃない。
先に言ってよ。ちょっと話が……と思う部分。

あ、話がちょっとと思うのはもう一点あって、あんな状態で婚約破棄されて、なぜ波瑠が未練たらたら？
あそこまでされれば未練どうこうよりも慰謝料請求まっしぐらでもいい筈だ。

とはいえハッピーエンドで終わる楽しいドラマで、人形やイラストを使った画面作りも好みだった。
そして最後の最後に真価を発揮する生瀬勝久……なるほど、このためのキャスティングね。と、いたく納得。
面白いものを見せてもらいました。