4.8
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.5
太平記
後半戦はどちらかと言うと足利一族の足の引っ張り合いとか、弟の直儀との確執とか、胸糞が悪くなるような話ばかりなので、やっぱり前半の、宮沢りえが演じた白拍子の藤夜叉との恋とか、新田義貞との駆け引きとか、北条高時を討って鎌倉幕府をつぶすとか、その時期の方がおもしろかったなぁと今でも思う。
ことに、腐り果てた執権の北条孝時を片岡鶴太郎が演じていて、その滅びの美学とか…その北条氏の娘を妻にした尊氏の、妻子奪還戦とかはときめくレベルで面白かった。