このドラマはグリム童話が実は実話を元に作られた物語だったという設定に基づいての作品だ。主人公のニックはポートランド警察の刑事であると共にヴェッセンと呼ばれる人間の社会に紛れ込んだ怪物を密かに退治してきたグリム一族の末裔でもある。この様に個人的に大好きな怪物退治モノのヒーローを描いたドラマだが、ニックは決して偉ぶらず本来敵になるヴェッセンのブルットバット(狼男の様な種族)のモンローを相棒として様々なヴェッセンの起こす事件を解決していくという面白い設定も魅力に感じている。種族の違いを越えて友情や愛情を持てるというメッセージを個人的に感じているドラマでもある。毎回変わったヴェッセンを見るのも楽しみでもあるお気に入りで、まだ見ていない人にお薦めしたい作品だ。