このドラマの衝撃展開と言えば、池澤真樹の死。
放送当時は、衝撃で涙が止まらなかった。
映画版1作目の後にやったテレビシリーズ作品だが、クオリティーは、下がるどころか、むしろ上がった。
加藤あい が、ヒロインとして、キラキラしていて良かった。
ドラマが始まった当初は仙崎との関係に疑問を抱いていた環菜が、しっかり強い女に成長しているのがよかったな。下川のくだりは見ていてハラハラしたけど、ドラマ的な展開として楽しめた。すっかり潜水士たちの家族のような気分で見てました。
確かリアルタイムで見ていたとき、「いやサブタイトル!!」って思ったっけな。まあ登場時からずっといろんな死亡フラグを立ててきた人だったけど、ストーリー上しかたないとはいえ、実際死んでしまうのにはやっぱり惜しい人だった。
全体的にシリアス。でもまったく無駄なエピソードがないと感じられて、最後まできっちり見ることができた。まっすぐで熱い主人公に伊藤英明がよく似合う。ほかのキャストもキャラにピッタリでとても良くできたドラマだと思う。
映画も全部見てるんだけど、なんだかんだでドラマ版が一番好きかも。仲村トオルも時任三郎もかっこいい!仕事に打ち込むところはもちろんだけど、それぞれが恋人や家族と向き合う姿が描かれていたのもとても印象的。
命がけの仕事をしている人のパートナーや家族が描かれた回。自分にはそういう経験はないけど、相当気苦労が絶えないだろうなという感じがした。自分を優先させてほしくても、それはなかなか言えない。仕事を優先させないといけないもんね。
人命救助をするために潜水士になった彼らが、人の命を助けることなく、不審船とはいえ船を沈没させておそらく乗組員は全員死亡したというのは、大きな事実になった。そんな状況には慣れていないだろうし、慣れてほしくもない。
今までで一番シリアスな話かも。人命救助も大切だが、海上の安全を見張るというのも海保では大切な仕事。そうとわかっていても、実際に射撃をするとなると相当な覚悟が必要。自分だったら、そこまで覚悟できるかどうかわからない。
時計から時計の流れは出来すぎだろ~!と思いつつ、ドラマとしてはいいな~と思ってしまった。しかし遺族と人命救助者の関係も難しいな。人命救助をする側だって常に全力で、死と隣り合わせの仕事ですからね。
みんながしんどく、つらい回。まあ前回がとんでもない事件だったので…。それにしても仙崎の上司はいい上司ばかりだな。ここで仙崎を一時的に異動させたのは大正解だと思う。ドラマを見るたびこんな上司がほしい!と思うw