4.5
出演者 5.0
ストーリー 4.5
演技 5.0
映像 5.0
僕とシッポと神楽坂
優秀な獣医の男性が、神楽坂の一角で小さな動物病院を受け継ぐお話です。
嵐の相葉さんが演じられている「コウ先生」は、実際にこんな先生がいてほしいと思うような、優しく温かい雰囲気のキャラクターです。
神楽坂の街並みがドラマにすごくいい雰囲気をもたらしていて、坂の情緒や、そこで暮らす動物たちが、まるで本当にそこに住んでいるかのように見えます。
コウ先生の病院に来る動物たちは、時に重篤で手術を要する子たちもいますが、そんな動物たちに寄り添うコウ先生の姿が素敵で、相葉さんが本物の先生に見えてきます。
コウ先生の病院と対をなすのが、高額な医療機器を多くそろえる巨大な動物病院です。
コウ先生の病院はより動物たちの痛みや気持ちに寄り添い、巨大な動物病院の方は、研究目的に動物たちをまるで実験台のように扱う節がある、というようなニュアンスが感じられ、うまく対比されているように思いました。