ー 大人になったら、犯人捜して三人でぶっ殺そうな ー
この台詞がとても印象深い作品。
私がリアルタイムで見たのは小学生の時。
衝撃的なドラマだった。
原作は「白夜行」「新参者」などを手掛けた東野圭吾。
小さな洋食屋「アリアケ」を営む両親(寺島進、りょう)が殺害され取り残される三人兄妹。長男の功一(二宮和也)、次男の泰輔(錦戸亮)、末っ子の長女静奈(戸田恵梨香)。
何よりも印象に残っているのは兄妹が詐欺を企みお金を奪うまでのシーン、そして殺害容疑をかけられた大手洋食屋チェーン店「とがみ亭」社戸神政行(柄本明)の御曹司、戸神成行(要潤)と静奈が恋をするにつれ真犯人が分かってくるハラハラさ。
詐欺を行うために色々な知識を詰め込み、次々に騙していく面白さ。
また、親が疑いをかけられている成行と親が殺害された静奈の禁断の恋愛。それに対する二人の兄の感情。
そしてたまに出てくる下ネタや青春要素は脚本の宮藤官九郎氏なりの面白さであろう。
これぞクドカンワールド。たまに出てくるユーモアは最高だ。
出てくるキャストは他にも三浦友和、バナナマンの設楽統、謎の女・サギ役には本作の主題歌を務めた中島美嘉と豪華俳優陣勢揃いで見ごたえもある。
私は再放送も録画するくらい見ていたので、なんだかんだ3回は見た。(少ない)
定期的に見たくなる、そしてドラマの鍵となる「アリアケ」のハヤシライスが食べたくなる…。
そんなアリアケのハヤシライスレシピは流星の絆のHPに載っている。↓
http://www.tbs.co.jp/ryuseinokizuna/hayashirice/page08_01.html
HP自体も作中の小ネタが混ざってるのでとても面白くなっているのでHPを見てから本作を見るのもひとつの楽しみかもしれない。
「本当の正義」とは何かを考えせられる内容なのでぜひ見ていただきたい。