4.8
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.5
ハケンの品格
篠原涼子演じる主人公(大前春子)は派遣社員の鏡だ!
嫌なものはイヤと言い、クライアントにペコペコせず、黙々と業務をこなしている。
それに、何と持っている資格の多さ!!
核燃料取扱い主任者・ふぐ調理師・大型自動二輪・犬の訓練士・危険物取扱者などなど、実に数十種類はあるだろうか。
これだけの資格があれば、どんな会社でも「即、採用!」となるだろう。だから時給は破格の3000円。
派遣社員の私も、「みんなが持っていない資格でも取っちゃおうか」と真剣に考えたものである。
だってさ。
安い時給なのに交通費はなし、派遣先企業にはパワハラすれすれ、いや思いっきパワハラだろ?という正社員がゴロゴロいるんだから。
だから、春子の歯に衣着せぬ物言いは、見ている側をスッキリとさせてくれる。あ〜私もこんな風になりたいよ。
時給や物言いだけじゃない。ライフスタイルでもそうだ。
3か月働き3か月の旅行に出るという。
寅さんか!と突っ込みたくなるが、寅さんと違うのは、「きちんと稼いで計画的に生きている」ということ。
私もこんな生活がしたい!!
あくまでもドラマの中での話ではあるが、何とも共感と夢のある、まさにくぎ付けとなるドラマであった。