2004年放送当時は、フジテレビ 系の 白い巨塔 の裏で放送されてただけに、全然注目してなく見てなかった今作品を数年後の現在の再放送でゆっくり堪能できました。

今作の主役の神崎礼子を演じる、松下由樹 の嵌りっぷりが良かった。

犯人との銃撃戦のシーンに特に痺れたが、それ以外にもドールハウスのメンバーを叱咤したり、守ろうとする姉御肌な姿も見れたし、津川さんとのラブロマンス展開でうろたえる姿だったり、色々な表情の 松下由樹 を見れて良かった。

彼女の役柄では正直、過去最強かもしれない。

素直にそう感じた。

そして、もう一人の主人公である、綾小路ミカを演じた、安達祐実 が今までとは違う、雰囲気の役柄を演じていて新鮮。

他のドールハウスのメンバーに少しずつ心を許す変化を巧みに演じた演技は、流石、名女優だなと感じた。

勿論、主人公の2人以外の、ドールハウス のメンバーも全員、かなり好きになったし、彼女達の銃撃戦のシーンだったり、ダンスのシーンの一体感だったり、凄く、チームワークが感じられ、見てて、気持ち良かった。

彼女達が踊る一体感のあるダンスは、思った以上に完成度が高かったのも良かった。

欲を言えば、EDのドレス姿のダンスシーンも本編に入れて欲しかったのは贅沢な意見ではあるかもな。

警察側をダメダメに描いたのも逆に良かった。

特に、佐野史郎 演じる田崎のダメダメっぷりは良い意味で最高でした（笑）

益岡徹 演じる、津川さんが唯一、しっかりとした警察官だったかもな（笑）

兎にも角にも、再放送作品ながら、この コロナ渦 の中で肩の力を使わずにスカッとして見れた、良い意味でのエンターテイメント作品になっていて、素直に傑作と感じた。

個人的には、現時点、今年の再放送作品で1番になりました。