5.0
出演者 4.5
ストーリー 5.0
演技 4.5
映像 3.5
カーネーション
「服には人を変える力があるんや!」という台詞に感動を覚えました。
ファッションデザイナー「コシノ三姉妹」の母として、洋裁に一生を捧げた小篠綾子の生涯を描いた物語。
洋裁に対する執着心、きれいな服を身につけることの素晴らしさがドラマを通じてヒシヒシ伝わってきます。
このドラマは大阪岸和田が舞台となっており、迫力あるだんじり祭のシーンを織り交ぜながら、大阪人特有のユーモアのある明るさが見事に表現されています。
見所は、なんといっても30歳をこえて主人公を演じた尾野真千子さんの演技でしょう。豪快な笑いと涙で、人情味溢れる女店主役を見事に演じていました。
物語性がはっきりしていて人生の喜怒哀楽が丁寧に描かれ、主人公演じる尾野真千子さんの演技も秀逸だったことから、歴代朝ドラの中でも三本の指に入る作品だった思います。