このドラマを見終わっての自分の中の評価としてですが、木村拓哉 主演ドラマの数ある作品の中でも HERO の第1シリーズに次ぐ歴代2位の作品になるほど素直に好きになりました。
2019年 の連ドラ作品の中でもベスト5に入るぐらい好きな作品になったのは間違いないです。
料理の盛り付け方も毎回きれいでしたし、素直に食べたくなるぐらい魅せ方がうまかった。
そして、グランメゾン東京 のメンバーが全員、ベストメンバーだったのも良かったです。
どこか、アニメの ワンピースを思わせる展開も感じていて、毎回、彼らを、麦わら海賊団 と少し重ねて見ている自分がいました。
特に、グランメゾン東京 のメンバーを演じた中で、今までそこまで注目される事がなかった、吉谷彩子 、貫一郎、中村アン の3人はこのドラマでの演技がすごく輝いていて、今後、他の作品でも注目してみたいです。
そして、このドラマで、大ボス感が漂っていたリンダ役を演じた 冨永愛 の演技が思った以上に凄味があり、貫禄が凄くかったですが、最終回で涙を流すシーンのギャップも含んで、彼女の演技の上手さに感服したのは間違いないです。
後は、朝倉あき、尾上菊之助 、手塚とおる 等、他にも脇を固めるキャスト陣が絶妙にはまっていてそこも良かったですし、ちょい役で僅かしか出なかったキャストも良かったですし、本当、このドラマで、合ってないという人はいなかったと思います。
このドラマの伏線回収も見事でしたね。
正直、他局のドラマ等で伏線回収に失敗して最後、訳が分からなくなるドラマも多数あった中で、このドラマに関しては、着地点も立派で、文句なしの渾身の1作だったと思います。
尾花と倫子の冒頭の伏線を回収したのが見事。
このドラマのヒロインであった 早見倫子 役の 鈴木京香 の演技も今までとは違う男っぽい感じでしたが、見事にはまっていて彼女がグランメゾンにいないと意味がないと思う立派なシェフを演じきったと思います。
彼女のイメージが良い意味で変わったのが良かった。
2019年 の最後を締めくくったこの作品がいつまでも記憶に残りそうな作品になれたのは感無量ですし、木村拓哉 主演の新たな代表作を見れて良かったです。